今朝の新聞 沼田と気仙沼の絆

以前からブログで報告させていただきました、指物師吉澤さんと組紐師金井さん(親戚ではありませんが)のコラボ作品のお披露目となりました。
東京都指定伝統工芸士金井常夫さんです。
気仙沼から送られてきた杉を見定めている吉澤さん。

東若会副会長の尾崎好宏さん、指物屋の吉澤良和さん、組紐師の金井常夫さんと、沼田市役所で記者会見を行いました。

今回、気仙沼から杉を送ってもらい、その杉で吉澤さんに木札をつくってもらいました。
さらに首にかける紐を、金井常夫さんにつくっていただきました。

木札が、「人」の字で縁どられているのが分かりますかね?
人と人の絆を表しているのです。
吉澤さんによると、「気仙沼の杉は油っぽく地元の杉とは勝手が違った」そうですが、立派なものができました。
赤い縁取りが難しいらしく、「2度とやりたくない」くらい苦労されたそうです。

組紐は、群馬の生糸製で、豪華なものです。
関東でも4~5人しか残っていない、組紐師の金井常夫さんにつくってもらい、これまた立派なものができました。

これを沼田市東倉内町の東若会(とうじゃくかい)で作成依頼しました。
この企画は昨年、気仙沼の子供たちが沼田市を訪れて交流を深めたのをきっかけにはじまりました。東倉内町の若手が東北の震災で何かお手伝いができないかと一年越しで検討を重ねた結果、群馬県産の”桑と絹”で作成したお守りを気仙沼の若手に送ることで絆を深ることを目的として、作成しました。

6月30日に東若会で気仙沼を訪問するのですが、その時に木札を渡します。

気仙沼の方々との交流会情報などは、後にアップしますので楽しみにしてください。

沼田と気仙沼の絆を表現した木札と組紐。
震災からの復興は、身近なところから始められるのではないでしょうか。

6月30日の気仙沼訪問、8月3~5日の沼田祭りが楽しみですね。

(金井康夫事務所より)

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