群馬県文化基本条例制定記念 シンポジウム

群馬県文化基本条例制定記念シンポジウム

文化の限りない可能性が群馬会館ホールで行われました。
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第一部
・文化活動 、群馬県文化協会連合会 、樽井会長
・地域づくり、中之条ビエンナーレ、山重総合ディレクター
・伝統文化、世良田祇園祭実行委員会、田島事務局長
・企業メセナ、公益社団法人企業メセナ群馬、竹内専務

の事例発表が行われました。

樽井会長からは
文化協会の課題は、高齢化に伴って脱退する方が多く新しい会員を増やすことが重要だとお話しがありました。

企業メセナ、竹内専務からは

国や県の文化予算は全体からみると非常に少ない理由として、文化とは
形として成果を表すことが難しいことなどが挙げられました。
企業とすれば、芸術文化によって地域社会が豊かになって、潤いのあるまちづくりとなれば、人は集まる。

企業側の利益とすれば、アーティストと触れ合う事で違った視点の刺激を企業が受けることによって、製品やサービスを提供することが可能となることなど、メリットがあることなどから、企業が文化活動に対して支援をすることを目的として活動しています。

アートは人々を明るくする、そして元気にする、それは人々の輪を作ることができる
このような言葉で閉めました。

山重総合ディレクターからは
中之条ビエンナーレは2006年に立ち上がった経過などの報告がありました。当時のキャッチコピーは中之条は美術館に変わります

第1回目のポスターは黄金の稲のインパクトから金色にし、2007年2回目には目立ちたいことから赤色に、2011年は合併したことを踏まえて綺麗な川をイメージしてブルーに

特色としては、全国からアーティストを招いて、中之条に住んでもらって、同じ釜の飯を食うことによって、イベントを開催するなど、地元の住民と一体になって活動をしていることなど、町づくりの先進事例の発表がありました。

中之条ビエンナーレには何度か訪れましたが、リピートしてみたいと思いました。

人を巻き込む仕組みとして
縁もゆかりも無い街で、お帰りと言ってくれる街ができたこと。
心に残りました。
9月13日から今年は行われる予定ですので、お出かけください。

田島局長
1568年世良田祭りは始まったとされています。
昭和32年の町村合併によって衰退をしてしまったが、平成18年には祇園祭復活のために平成22年世良田祭り実行委員会を立ち上げ、復活の経過報告が行われました。

多くお参加者を募るための方法として

地域によって、お祭りに参加する小学生は楽しそうにしているのに、参加しない町の小学生は楽しそうにしていない現場の報告があったことから、祭りの対象の町でない小学生には招待状を配ることによって、親の参加もあったり一体感のある祭りへと企画することによって、盛り上げたということです。

それぞれの事例発表が行われましたが、文化活動は地域の方々の理解や文化に対する温かい心が支えているものだということかもしれません。
条例制定によって、文化活動の支えになれればと思います。

 

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