華道家元池坊利根支部花展へ行きました。
場所は、利根沼田文化会館です。
聖徳太子が創建したと伝えられる京都の六角堂において、代々、僧侶が仏前に花を献じていました。
その僧侶は六角堂北側の池のほとりに住まいしていたことから、やがて「池坊(いけのぼう)」と呼ばれるようになりました。
室町時代、池坊はいけばなの名手として有名になり、池坊専応がいけばなの理念を確立し華道が成立しました。
江戸時代にいけばなは公家ばかりではなく町人の間にも広がり、六角堂で催される花会には多くの人が訪れました。
その後も時代に合わせて少しずつ形を変えながら、池坊いけばなは全国に広がっていきました。
今回、利根支部さんが、創立63周年ということで、「花・今・育む」をテーマとし、展示会を催されたわけです。
いけばなを見て、心が美しくなりました。
(金井康夫事務所より)