東日本大震災による被災地、宮城県気仙沼市より令和3年3月31日をもって義援金受付終了の案内が届きました。
改めまして東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。
気仙沼市とは、沼田市の有志の皆様にご協力いただいた義援金を贈呈したほか、群馬県産の桑とヒバ、気仙沼産の杉を材料とする木札(沼田まつりでお守りとして身につける)を製作し贈呈するなど絆を強めてまいりました。
気仙沼「沼フェス」にて気仙沼市長に義援金を手渡した
東若会(沼田市東倉内町メンバー)より気仙沼商工会議所メンバーへ木札が手渡された(上毛新聞より)
気仙沼市に寄せられた義援金は、8億8000万円以上にのぼり、生活支援として被災世帯に配分されています。
10年の時を経て気仙沼市の街は力強く変貌をとげ、防潮堤や道路の整備、また社会教育施設の復旧工事等ほぼ終了し一部を残すのみとなっているようです。
気仙沼市からの送付資料より
東日本大震災により多くの尊い命が失われ、お住まいや大切な財産を失い先の見えない不安と混乱の中、復旧・復興を信じ心を合わせながら一つのひとつの壁を乗り越えてきたこの10年は並大抵のことではなかったと思います。改めてその力に心から敬意を表します。
10年という節目により義援金の受付は終了しますが、薄らぎつつあるこの経験や教訓を忘れることなく未来に伝えていくことは終わりにしてはいけないと心から思いました。
(金井康夫事務所)