前川場村長の関清氏が、自身の人生の歩みを綴った『ほかたに育つ~人から学ぶ人生~』を出版されました。
不本意ながらも継いだ家業の大工の仕事に一生懸命取り組み、天職だと思い至るようになる若き日々。
事業も軌道に乗り、川場村商工会長や村議会議員として社会活動に取り組む。
そして、周囲から期待を寄せられ68歳にして就いた川場村村長としての激動の日々。
本書は、関氏の80年に渡る、まさに切磋琢磨し続けられた人生の記録です。
自身を根っからの職人気質と定め、政治には向かないと思っていた関氏。
しかし、社会活動から行政に携わるようになり、周囲から村長になって欲しいと言われるようにまでなります。
目の前のことに努力を怠ることなく、一生懸命続けて来られた結果だと思います。
本書は、関氏の人生とともに、いまや地方創生のモデル地区にまでなった川場村発展の歴史も描かれています。
村民が一致協力して、自主自立の道を歩み続けられた川場村には大いに学ぶべきところがあります。
自費出版のため書店等で販売されていないのが残念ですが、一人でも多くの方に読んでいただきたい一冊です。
(金井康夫事務所より)