以前、事務所に相談がありました案件ですが、沼田市池田地区において獣害対策として県単の小規模農村整備事業、また国庫補助事業による野生動物侵入防止柵の設置が進行中です。
先日、今年度沼田市りんご組合開園式が行われた真田りんご園様を訪問し工事の進捗状況をお聞きした後、視察もしてまいりました。
県単の小規模農村整備事業による金網柵
事業の経緯ですが、まず平成30年12月に沼田市より県単の小規模農村整備事業の採択申請が上申され平成31年2月より着工、上発知地区から約2kmに渡って金網柵を設置、令和元年8月に池田トンネル付近まで終了しました。
赤線:上発知地区工事終了箇所
今後は国の補助事業を活用し、残り約5kmを行います。
青線:今後の工事予定箇所
こちらの事業は防止柵を設置することで野生動物の被害による農家の所得減少の回復、安定した生産量の確保を目的(中山間地域所得向上計画)としています。
現在は請負業者も決定していますが、材料の入手が困難ということで休工中でした。今年度中(令和2年3月末)には完成予定です。
視察時は休工中でした
ただ、今回の事業ですべてが達成されるわけではありません。
真田りんご園、園主の木内様は「いずれは池田地区すべてを囲うよう次年度以降も要望していく」と力強く仰っていました。
事務所としても今後の経過を見守って行きたいと思います。
(金井康夫事務所より)