国道17号線上、群馬県利根郡みなかみ町から新潟県南魚沼郡湯沢町に位置する「新三国トンネル」が3月19日開通しそれに伴い開通式典に出席してまいりました。
新三国トンネル(写真:上毛新聞より)
三国トンネルは群馬県・新潟県において危険物積載車両が通行できる唯一のトンネルであるとともに両県の経済・交流活動、また観光地へのアクセス道路として、さらには災害時の交通網としても大変重要な幹線道路です。
旧三国トンネルは、老朽化が進み度重なる補修工事により大型車両同士のすれ違いが困難な状況でした。
幅員が広くなった新三国トンネル内部
2000年にみなかみ町(前新治村)・湯沢町などで結成された「新三国トンネル開削促進期成同盟会」に賛同し微力ではありますがご協力させていただきました。
その後2013年に予算が成立、同年には開削に向けた準備工事が着工、その報告を受け2017年トンネル掘削工事が開始し現在に至っています。
またこれまで国土交通省高崎河川国道事務所が道路交通の安全確保を図るためトンネルから17.4km区間を「三国防災」と位置づけ道路改良・橋の架け替えなど改良工事を実施してきました。新三国トンネルも「三国防災」事業の一つとして建設されました。
「三国防災」(三国トンネル開削促進期成同盟会総会資料より)
開通により防災はもちろんのこと群馬・新潟両県、さらには首都圏や北陸地方の交通ネットワーク強化による地域経済の益々の活性化に繋がることを期待しています。
(金井康夫事務所より)