産経土木常任委員会 県外調査 2日目

産経土木常任委員会県外調査、2日目です。
東京から、東北の地へ。

 

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宮城県仙台土木事務所、同事務所管内被災現場を調査いたしました。
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、東北3県を中心にわが国に未曾有の被害をもたらしました。
中でも宮城県は津波による被害とあいまって、人的にもインフラ的にも甚大な被害を受けました。このような中、宮城県は平成23年10月に今後10年間における復興の道筋を示す「宮城県震災復興計画」を策定し、県をあげて復興に取り組んでいます。
また、群馬県からも県土整備部の技師2名が宮城県仙台土木事務所に派遣され、復興の一助を担っているところです。
群馬県では東日本大震災による被害は比較的少なかったものの、県内にも複数の活断層・断層を有しており、このような大震災はいつ起きても不思議ではありません。
本県の災害復旧対策の参考とするため、道路、橋梁、河川、砂防等公共土木施設の復旧の観点から、宮城県の被災・復旧状況を調査した次第です(県議会調査目的より、抜粋)。

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群馬県から派遣されている五十嵐・和田両技師、そして渋川市選出・星名県議とのショット。

 

続いて、松島観光協会さんへ。
松島は東北を代表する観光地・景勝地ですが、東日本大震災発生の際は、震度6弱の地震と最大3.8メートルの津波に襲われました。
当日、松島の海岸部には多数の観光客がいましたが、スタッフの避難誘導により津波到来前に避難が完了し、1人の怪我人も出なかったということです。
震災後、短期間で多くの観光施設等が復旧し、美しい景観を取り戻した松島ですが、その過程では、復興にかける地元の並々ならぬ熱意と取り組みがありました。
観光地における災害対策の観点から、震災当日の避難の様子や被災状況、復旧に向けた取り組み、現在の観光客の入り込み状況などについて、社団法人松島観光協会を調査いたしました。

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写真で指で示した高さまで、浸水しました。
やはり、現場を直接目で見るのは違いますね。
大変な災害だったことを、改めて痛感した次第です。

 

本調査で学んだことを、群馬県での災害復旧対策に活かさねばと考えています。

(金井康夫事務所より)

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